遺産総額を確定したいのですが、預貯金等を調べる方法を教えてください。
先月、父がなくなりました。
法定相続人は、母・姉・私(長男)の3人。
従って基礎控除額5千万+法定相続人3人分3千万=8千万以下であれば相続税は課せられないと思いますが、預貯金等で母が把握できていないもの(通帳等が未確認)が有るかどうかが分かりません。
生命保険等も無いと思いますが不明です。
どの様にすれば預貯金等で未把握のものが有るのか無いのかを確認できるのでしょうか?
因みに、相続財産は
(1)居住用土地(同居)
(2)貸事務室2室
(3)預貯金で、
(1)は特定居住用宅地等に該当すると思います。
(家は私の名義)以上宜しくお願いします。
-
- 司法書士行政書士 児玉事務所
児玉 卓郎
回答
調べる方法はありません。ただ金融機関から1年に1度は預金の連絡があるでしょうからそれを頼りにするか、または地元の金融機関に相続人であることを告げたうえで問い合わせることだと思います。
- 司法書士行政書士 児玉事務所
-
- 今田俊夫法律事務所
今田 俊夫
相続人であることがわかる戸籍謄本を持参して、預貯金があると思われる銀行・信用金庫・ゆうちょ銀行等に行ってみましょう。その上で亡父名義の預貯金があるかどうか(取引履歴及び残高など)を調べてもらいましょう。
- 今田俊夫法律事務所
-
- 士道法律事務所
飯島 充士
郵便物や遺品、記憶を辿る以外に方法はありません
相続人が把握できていない遺産を把握する方法は、基本的にはありません。
例えば、預貯金であれば、被相続人宛の金融機関等からのお知らせ等が来たり、預金の存在を伺わせる書類が見つかったりすれば、その金融機関等と取引があったのであろうと照会をかけることはできます。
しかし、全く取っ掛かりがない状態では、近隣の金融機関等に手当たり次第に照会をかけるしかなく、現実的ではありません。
生命保険等についても同様です。
遺産について一番多くの情報を持っているのは、遺族等被相続人の身近にいた人ですから、郵便物やメモ、被相続人との会話等から、遺産の存否を推測して掘り起こしていくしかありません。 - 士道法律事務所
-
- ひだまり法律事務所
芝 憲司
預貯金の有無を一括でかつ漏れなくする方法はありません。結局は、個別に口座のある金融機関を把握して、その金融機関に対して残高照会を行っていく他はありません。
口座があれば、金融機関から定期的に連絡が来ますので、遺品整理の中でその様な書類を確認されることが必要です。
また、近年はネット銀行があるので、パソコン等の使用履歴の確認もしておきましょう。 - ひだまり法律事務所